事務所案内

大学卒業後は全日本空輸（ANA）の客室乗務員として、国内線に乗務。

退職後は、ホストファミリーをしたりしながら、子育て中心の生活をしていました。

行政書士になろうと思ったのは、パートで勤務していた大田区役所の総合受付での経験がきっかけです。

大田区には、３万人弱の外国人が住んでいます。総合受付では、多い日で1000人近くの対応をしますが、そのなかには外国人の方もたくさんいらっしゃいました。皆さん、いろいろな手続きにお困りでした。

行政の手続きは独特な難しい言葉で書かれているので、日本語ネイティブにとっても、とっつきにくく、ややこしいです。ましてや外国の方にとっては、たとえ日常生活に困らない日本語が話せる方でも、かなり厳しい…。受付越しに、途方にくれている外国の方をたくさん見てきました。

似たような思いは、ホストファミリーをしていた時にも感じていました。３年のあいだ、アメリカからの留学生をホストしていたのですが、彼女たちにとって、来日翌日の最初のハードルは（当時あった）外国人登録でした。何もわからない留学生に付き添って大田区役所に行くたびに、「外国の方にとって、役所手続きはハードルが高いんだなー」と思っていました。

そして、その数年後、今度は私が、アメリカでの事務手続きに苦労することになります。

我が家は、夫の海外転勤のため、子ども２人を連れて、アメリカのカリフォルニア州（Bakersfield）に行きました。早々に必要だったNortaryでの手続き、DMVでの運転免許試験の申込みや再受験、現地校へ入学のための書類集めや記入、特別支援教育アセスメントのための教育委員会とのやりとり…。今思い返しても、できたのが奇跡！と思えるほど、大変なものでした。

それらをクリアした後の生活はとても楽しかったです。暖かい地元の方に支えられながらの４年間。すっかりアメリカが大好きになりました。

あと数年はアメリカで生活できる、と思っていた我が家に、帰国の辞令が突然出たときのショックは大きなものでした。

私は、子どもたちの学校の節目までアメリカにとどまることはできないかと、アメリカのVISAについて調べまくりました。ですが、英語で書かれた膨大な法律に圧倒され、あきらめて帰国した経緯があります。あのとき専門家に相談していれば、何か道があったのかもしれない、と、今でも思います。

現地のアダルトスクールで知り合った友達が、「ようやくアメリカのCitizenshipがとれた！」と喜びの投稿をSNSにあげていました。10年越しの念願が叶って、アメリカ人になった友人もいます。アメリカ国籍を得ることのうれしさがにじみ出た笑顔に、とても感動します。Citizenshipをとらないまでも、Bakersfieldの生活を楽しんでいる投稿を見るたびに、「どこの国で暮らすか」は、人生の最も大きな選択だな、と実感します。

私はいま、四季があって安全で食べ物がおいしい日本が大好きです。そして、「日本が好きだから日本で働きたい！」「日本で暮らしたい！」「マンガとアニメが大好き」といってくれる外国人の笑顔が、とてもうれしいです。

事務所名	谷田あやの行政書士事務所
代表行政書士	谷田 綾乃
所在地	〒143-0023 大田区山王2－5－6　山王ブリッジ4階23
連絡先	電話03-6429-9961 FAX 03-6429-9962