事務所案内

大学卒業後は全日本空輸（ANA）の客室乗務員として、国内線に乗務。

退職後は、子育て中心の生活をしていました。

行政書士になろうと思ったのは、パートで勤務していた大田区役所の総合受付での経験がきっかけです。

受付に立ち寄られるお客さまは1日数百人にのぼります。繁忙期には1000人近くの方の対応をするなかで、よく受けたのがこのようなご質問でした。

「在留カードの更新に来ました」

「留学生ですが、アルバイトできるように資格外活動オッケーの許可が欲しいです」

「身内が亡くなったので手続きに来たのですが、どこで何をしたらいいのでしょうか」

「相続のための戸籍謄本が必要なのですが、ここ（住所地）ではとれないのですね」

「会社があるので土日しか来られないのです。土日夜間窓口では〇〇の手続きはできないのでしょうか」

「こんな封筒が届いたのだけど、どうしたらいいのかわからないのですが」

もちろん担当窓口の職員は、一般的なやりかたは教えてくれます。VISAのご質問には、品川の入管をご案内しています。しかし、手続きをするのはお客様ご自身。お忙しかったり不慣れだったり言葉の壁がある方にとっては難しいだろうな、と感じるケースをたくさん見てきました。

また、言葉の壁のある外国人や、漠然とした不安を抱える高齢の方が、「どこで相談したらいいのかわからないから、とりあえず区役所に来てみた」とおっしゃることも多くありました。

私は大森に住んで２５年近くになります。ですが、区役所で働いてはじめて、地域の方がこれほどまでにさまざまなお悩みや心配ごとを抱えていることを知りました。そして、もっと個別にお話を伺って、その方のご事情に寄り添ったサポートができたら、と思うようになりました。

その中でも特に、外国人のサポートをしたいと思った理由は、私の海外生活経験にあります。

我が家は、夫の海外転勤のため、子ども２人を連れて、４年ほどアメリカのカリフォルニア州（Bakersfield）に住んでいました。日本人がほとんどいないコミュニティで言葉の壁と文化の違いを肌で感じ、暖かい地元の方に支えられながら、不安と楽しさの詰まった４年間。すっかりアメリカが大好きになりました。

あと数年はアメリカで生活できる、と思っていた我が家に、帰国の辞令が突然出たときのショックは大きなものでした。私は、子どもたちの学校の節目までアメリカにとどまることはできないかと、VISAについて調べまくりました。ですが、英語で書かれた膨大な法律に圧倒され、到底無理だとあきらめて帰国した経緯があります。あのとき専門家に相談していれば、何か道があったのかもしれない、と、今でも思います。

英語の勉強に通ったアダルトスクールで知り合った友達がときどき、「ようやくアメリカのCitizenshipがとれた！」と喜びの投稿をSNSにあげています。10年越しの念願が叶って、アメリカ人になった友人もいます。アメリカ国籍を得ることのうれしさがにじみ出た笑顔に、とても感動します。Citizenshipをとらないまでも、Bakersfieldの生活を楽しんでいる投稿を見るたびに、「どこの国で暮らすか」は、人生の最も大きな選択だな、と実感します。

私はいま、四季があって安全で食べ物がおいしい日本が大好きです。そして、「日本が好きだから日本で働きたい！」「日本で暮らしたい！」といってくれる外国人の笑顔を見られることが、とてもうれしいです。

「何でも相談できる身近な行政書士」として、「国際都市おおた」を支えるお手伝いをさせていただけたら幸いです。

事務所名	谷田あやの行政書士事務所
代表行政書士	谷田 綾乃
所在地	〒143-0023 大田区山王2－5－6　山王ブリッジ4階23
連絡先	電話03-6429-9961 FAX 03-6429-9962